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初心者必見!Google広告(Google Adwords)を速攻で改善するただ1つの方法

「Google広告(Google Adwords)を利用しても思った通りの成果が出ない!」とお悩みではありませんか?広告運用の改善活動をしようにも、知識やノウハウが必要でよく分からないという方も多いと思います。
本記事ではリスティング広告を対象に、驚くほど簡単かつ大きな効果を見込める方法をご紹介します。

まだ改善活動を行ったことがないという方は、成果が増えて費用も下がる可能性大です。ぜひ本記事の内容だけでも行ってみてください。

リスティング広告改善の即効薬はキーワードの選択と集中

リスティング広告の改善において最も即効性がある改善手段はキーワードの選択と集中だと言っても過言ではありません。コンバージョン率が高いキーワードにできるだけ多くの資金を投入し、成果が出ていないキーワードを切り捨てることで広告の投資効果が高くなります。

※「コンバージョン率」とは

ホームページで期待した成果(コンバージョン)を達成したユーザーの割合のことです。
リスティング広告においては、広告をクリックしたユーザーの中で、コンバージョンを達成したユーザーの割合となります。

例えば目標のコンバージョンを「問い合わせの獲得」として、コンバージョン率が10%のキーワードAと5%のキーワードBがあるとします。
キーワードのクリック単価がどちらも100円であれば、コンバージョン率が高いキーワードAを多く広告で表示した方が特になりますよね。

問い合わせ100件を獲得するのにかかる費用で考えれば違いは明白です。

キーワードA:1,000(クリック) × 0.1(コンバージョン率) = 100(問い合わせ)

キーワードB:2,000(クリック) × 0.05(コンバージョン率) = 100(問い合わせ)

キーワードBはコンバージョン率が半分なので、必要なクリック数が倍になります。よってキーワードAに広告資金を集中すれば小さな資金で大きな成果を得られます。

下準備(Google広告のコンバージョン設定)

成果の高いキーワードに資金を集中するためには、各キーワードで達成したコンバージョン数を計測し、比較する必要があります。

ホームページで獲得したコンバージョンを計測するためにはGoogle広告のコンバージョン設定が必要です。設定されていない方はこちらの記事を参考に行ってください。【初心者向け】Google広告(AdWords)コンバージョン設定ガイド
設定後に広告を運用すれば、どのキーワードがコンバージョンに繋がったか計測できるようになります。

コンバージョン設定には全ページのHTMLの修正が必要になります。本記事ではそれが難しいという方のために、コンバージョン設定なしで行う改善方法もご紹介しています。コンバージョン設定を行った場合と比べて改善精度は落ちますが、それでも大きな改善効果を見込めます。

コンバージョン単価で効果の高いキーワードを特定する

コンバージョン設定を行い広告運用を続けると、各キーワードのコンバージョン獲得数のデータが集まります。Google広告のキーワードレポートとして確認できるので、効果の高いキーワードを特定してみましょう。

1. キーワードレポートを開く

Google広告のトップページにアクセスし、画面左側のメニューバーから「キーワード」をクリックしてください。

キーワードレポートへのリンク

ここで表示されるのがキーワードレポートです。全キーワードについてのレポートが表示されます。複数のキャンペーンや広告グループを作成して運用されている場合、レポートに表示したいものをクリックすれば絞り込むことができます。

2. レポートに項目を追加する

今回の分析で見るべきレポートの項目は以下の3つです。

  • クリック数(対象キーワードによる広告クリック数)
  • コンバージョン(対象キーワード経由でコンバージョンした数)
  • コンバージョン単価(対象キーワードが1つのコンバージョンを獲得するためにかかった平均費用)

上記の項目がレポートに表示されていない場合は、設定して表示させましょう。レポート上部のメニューから「表示項目」をクリックし「表示項目の変更」を選択してください。

キーワードレポート項目表示設定

表示項目の一覧が表示されるので、表示したい3項目にチェックを入れ「適用」ボタンをクリックします。
クリック数は掲載結果に、その他の項目はコンバージョンの中にあります。

キーワードレポート表示項目の選択

3. キーワードレポートを分析する

まず着目すべき項目は「コンバージョン単価」です。コンバージョン単価は1つのコンバージョン獲得にかかる平均費用であるため、コンバージョン単価の低いキーワードに資金を集中すれば費用を抑えて多くのコンバージョンを得られるからです。

「コンバージョン単価の低いキーワード」

コンバージョン単価が低いキーワードは、安くコンバージョンを獲得できる優良なキーワードです。コンバージョン単価の低いキーワードは現状のまま広告出稿を継続するか、上限クリック単価を上げてさらなる露出を狙いましょう。

注意点としてクリック数とコンバージョンの値が小さい場合、少数のユーザーが偶然コンバージョンして良い数字が出ているだけかもしれません。今後もキーワードのコンバージョン単価の変動を監視し本当に優良なキーワードか見極めましょう。

「コンバージョン単価の高いキーワード」

コンバージョン単価が高いキーワードは、コンバージョンを獲得する費用が割高になっているキーワードです。コンバージョン単価の高いキーワードは上限クリック単価を低く設定して費用を抑えるか、配信を停止して、できるだけ優良なキーワードに広告資金が投入されるようにしましょう。

注意点としてクリック数とコンバージョンの値が小さい場合、偶然コンバージョンが少なくなっているだけもしれません。現状のまま広告配信を継続してコンバージョン単価の変動を監視し、本当に広告露出を抑えるべきか見極めることも考えます。

「コンバージョン単価が0のキーワード」

コンバージョン単価が0ということはコンバージョンを全く獲得できていないということです。コンバージョン単価の高いキーワードと同様、上限クリック単価を低く設定して費用を抑えるか、配信を停止して、できるだけ優良なキーワードに広告資金が投入されるようにしましょう。

以上の対応を行うことで、広告の選択と集中が行われ質の高いキーワードに広告資金が集まります。その結果、投資効率は大きく改善されるでしょう。

コンバージョン設定抜きの広告改善は品質スコアを見る

コンバージョン設定をされていない方や、コンバージョン設定をしても分析を行うだけのデータ数が集まらないという方もいらっしゃると思いますが、ご安心ください。品質スコアという評価項目があり、それを見ることでキーワードの選択と集中は可能です。

なぜ品質スコアを見るべきか?

品質スコアとは、「広告とキーワードとランディングページ」の品質を1〜10の10段階評価で表したもので、それぞれの関連性が重視されます。広告改善で品質スコアを見るべき理由は2つあります

1. 品質スコアが低いとクリック単価が高くなる
Google広告で広告が表示される際、単純にクリック単価が高く設定されているものが選ばれるわけではありません。実は品質スコアも評価されており、高いスコアのキーワードほど広告が表示されやすくなります。
つまり、品質スコアが低いキーワードを広告に表示するためにはクリック単価を高く設定せざるを得ないのです。スコアの高いキーワードに比べて割高傾向になります。

2. 品質スコアが低いキーワードはコンバージョン獲得見込みも低い
品質スコアの値は以下の関連性に大きく左右されます。
・ユーザーが検索したキーワード
・表示される広告
・遷移先のランディングページ
品質スコアが低いということは上記がマッチしていないと判断されており、広告を表示してもコンバージョンを獲得できる見込みは低いと言えます。

キーワードレポートを分析する

Google広告のキーワードレポートを表示し、各キーワードの品質スコアを確認しましょう。
レポートに品質スコアの項目が表示されていない場合は、コンバージョンを確認したときと同様、設定して表示させてください。

レポートで品質スコアの低いキーワードを見つけ出します。品質スコアが低いキーワードはコンバージョンが見込めない上にクリック単価が割高になっているので、停止を検討します。

品質スコアの高いキーワードは配信を継続することで、品質スコアの高いキーワードに資金が集まるようになり、広告効率が改善することになります。

まとめ

Google広告のリスティング広告改善には、考えなければならない点が多いので手付かずだという方も多いと思います。しかし、コンバージョン単価や品質スコアだけを見ても、キーワードの選択と集中を行え、広告投資効率を大きく改善することが可能なのです。

より踏み込んだ改善はキーワード、広告、ランディングページ、ホームページの関連性も考慮して行う必要があります。さらに改善を進めて広告運用を効率化したいという方はバルモアがお力になれると思いますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。