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リスティング広告とは?知識ゼロからGoogleアドワーズで広告を出稿する方法

リスティング広告基礎知識

リスティング広告を出稿して売上につなげたい。けれど、これまで広告出稿の経験がないため、その概要がわからないといった方も多いのではないでしょうか?

本記事では、これからリスティング広告を始めようと考えている方を対象に「その仕組みや費用といった基礎知識」「Googleアドワーズを使ったリスティング広告の出稿方法」を解説します。

リスティング広告を一から学ぶ際にぜひご活用ください。

リスティング広告とは

リスティング広告とは、ユーザが検索したキーワードに連動して検索結果に表示される広告です。Googleで検索するなかで下図のような広告を見たことがあると思います。

リスティング広告表示画面

今回は「リスティング広告」というキーワードで検索してみたところ、リスティング広告の代行に関する広告が表示されました。検索結果の上部と下部に広告枠があり、クリックすることでリスティング広告で設定したページを表示します。

リスティング広告のメリットとデメリット

広告を出稿する方法はさまざまです。そのなかでもリスティング広告のメリットとデメリットを理解し、広告配信の手段としてリスティング広告が最適かどうか検討しましょう。

リスティング広告のメリット

ニーズが明確なユーザに広告を出稿できる

リスティング広告はニーズが明確な顕在層にアプローチできるメリットがあります。なぜなら検索をするユーザは何らかの課題を持っていて、それを解決するためにキーワードを選んでいるからです。

例えば、「居酒屋 新宿」と検索しているユーザは、新宿にある居酒屋を探していると予想がつきますよね。同じ居酒屋というキーワードでも「居酒屋 バイト」であれば、居酒屋でのアルバイトを探していると考えられます。

このように検索キーワードにはユーザの課題が如実に現れています。そのため、キーワードに連動したリスティング広告を出稿することで顕在層にアプローチできるのです。

顧客階層

いつでも自由に広告を配信や停止が可能

リスティング広告はいつでも自由に広告の配信や停止を行えます。広告作成後に審査がありますが、問題がなければだいたい1〜2時間程度で配信されるでしょう。効果が出ずに配信を停止したい場合もすぐに反映されます。そのため、リスティング広告は機動的な広告運用に最適です。

広告の効果がすぐにわかる

広告の効果を管理画面からリアルタイムで把握できるのは大きなメリットです。広告の配信は最初からうまくいくものではなく、改善を繰り返す必要があります。インプレッションやクリック数、クリック単価などの指標をみながら、継続的な改善を続けていくことが可能です。

リスティング広告のデメリット

ビッグワードの広告出稿コストが高い

検索数が多く、集客力が高いキーワードでは、高額な出稿コストがかかります。リスティング広告の枠は限られており、広告単価によるオークションで広告枠が決まるからです。競合がひしめくビッグワードではなく、キーワードを複数取り入れた複合キーワードであれば比較的コストを低く抑えられます。

運用コストがかかる

リスティング広告の運用には、広告の作成や広告枠の獲得、効果を高めるためのテストなどリソースが必要です。広告一つ出稿するにも、複数のパターンを用意してそれぞれにキャッチコピーや広告文を作成しなければなりません。片手間にできるものではなく、人員や予算、スケジュールに余裕を持って運用する必要があります。

リスティング広告の出稿媒体

リスティング広告の出稿媒体としては、「Googleアドワーズ」と「Yahoo! プロモーション広告」がよく使われます。

Googleアドワーズ

Googleアドワーズ

Googleアドワーズは、Googleが運営する広告配信サービス。さまざまな種類の広告を提供していますが、Googleアドワーズでリスティング広告にあたるのが検索広告です。

Googleの検索結果だけでなく、Googleの検索パートナーのウェブサイトにも広告が表示されます。そのため、Googleが提供するYouTubeなどのサイト以外にも広告を掲載することが可能です。

予算を自由に設定でき、低コストで広告を出稿できるのが特徴。広告運用で欠かせない検索キーワードを分析できるキーワードプランナーやウェブサイト上のトラフィックを分析できるGoogleアナリティクスなど、広告効果を高めるために併用して使えるサービスが充実しています。

Yahoo! プロモーション広告

Yahoo!プロモーション広告

Yahoo! プロモーション広告はYahoo! JAPANが提供する広告配信サービスです。Yahoo! プロモーション広告でもさまざまな種類の広告サービスがあり、その中でもスポンサードサーチがリスティング広告に該当します。

広告の配信先はYahoo! JAPANの検索結果だけでなく、提携しているパートナーサイトにも掲載されます。主なパートナーサイトはこちらから確認してください。

最低3,000円から広告配信を始められ、広告運用をお任せできる「らくアド」や自分で設定できる「広告管理ツール」から選択できます。自社のリソースやノウハウに合わせた広告運用が可能です。

リスティング広告の費用と掲載順位

本記事では、Googleアドワーズでのリスティング広告出稿費用と掲載順位について解説します。Googleアドワーズでは広告費用を自由に設定できますが、広告を表示するには一定の広告ランクを維持する必要があります。

広告ランクは入札単価と品質スコアによって決まる

広告ランクは広告の表示可否や掲載順位を左右します。ユーザが検索するたびに広告ランクがオークションにかけられ、ランクが高い広告から検索結果の上位に表示される仕組みです。広告ランクを構成する要素は複数ありますが、入札単価品質スコアが特に重要な要素になります。

入札単価の課金形態は3種類

広告ランクを上げる簡単な方法は入札単価を上げることです。入札単価は自由に設定でき、3種類の課金形態があります。

クリック課金

クリック課金では、「広告のクリック単価」と「クリック回数」を掛け合わせた金額になります。リスティング広告の課金形態としてクリック課金が一般的です。

インプレッション課金

インプレッションとは広告の表示回数のこと。インプレッション課金では、「一定のインプレッション数あたりの単価」を設定し、「実際に広告が表示された回数」とを掛け合わせて課金されます。

コンバージョン課金

コンバージョンとは、会員登録や商品購入などユーザが取る特定の行動のことです。コンバージョン課金の場合は、広告をクリックした後に遷移したページ内で「ユーザに取ってほしい行動が行われた回数」と「設定した単価」を掛け合わせて課金されます。

品質スコアを高めれば入札単価が低くても上位表示可能

入札単価を高めれば上位表示される可能性は上がりますが、高額なコストがかかってしまいます。そこで注目したいのが品質スコアです。品質スコアとは、広告とそのリンク先のウェブサイトの関連性やユーザにとっての有益性を測る指標のこと。

品質スコアも広告ランクを決める重要な要素なので、入札単価を低く抑えても品質スコアを高めれば上位表示されやすくなります。広告やランディングページがユーザと関連が深いほど品質スコアを上げることができます。Googleアドワーズの管理画面から品質スコアの数値を確認することが可能です。

リスティング広告の出稿方法

リスティング広告の基礎知識を解説してきましたが、本章では実際に広告を出稿する方法を順番にみていきます。Googleアドワーズを利用するにはGoogleアカウントが必要です。まだ持っていない方は事前に作成しておいてください。

ビジネスの概要を登録

まず最初に自社のビジネス内容を登録します。ビジネス内容といっても自社のホームページを入力するだけです。Googleが自動的に情報を取得して最適な提案を行ってくれるようになります。

Googleアドワーズ広告出稿方法1

Googleアドワーズのページに移動して「今すぐ開始」ボタンをクリックします。

Googleアドワーズ広告出稿方法2

メールアドレスと自社のウェブサイトを入力します。ここで入力したメールアドレスでGoogleアドワーズを管理します。

Googleアドワーズ広告出稿方法3

入力したウェブサイトによっては上記の「Google Adwords Express」の画面が表示されるかもしれません。今回はGoogleアドワーズに広告を出稿するため、赤枠の「Adwords ExpressをAdwordsと比較」のテキストをクリックします。

Googleアドワーズ広告出稿方法4

「Adwordsに切り替える」ボタンをクリックすると、Googleアドワーズに切り替わります。

最初のキャンペーンを登録

続いてキャンペーンを登録します。設定する項目は以下の6つです。

  • 予算:1日あたりの予算
  • 地域:広告を出稿する地域
  • ネットワーク:検索ネットワークだけかディスプレイネットワークにも出稿するか
  • キーワード:広告を出稿する検索キーワード
  • 単価:自動で入札単価を決定するか手動で決定するか
  • テキスト広告:広告に表示するテキスト

Googleアドワーズ広告出稿方法5

今回はテストでこのように設定してみました。項目を設定すると右上の赤枠のように広告のクリック数や表示回数がわかります。

お支払い情報を登録

最後にお支払い情報を登録し、審査が完了した段階で広告が出稿されます。

Googleアドワーズ広告出稿方法6

名前や住所などの基本情報を登録します。プロモーション特典を持っていれば、ここで合わせて入力しましょう。

Googleアドワーズ広告出稿方法7

さらにページをスクロールすると、お支払いのタイプを選択できます。自動支払いと手動支払いの2種類あり、自動支払いの場合は広告を出稿した結果にもとづき後払いでの請求です。手動支払いの場合はあらかじめ一定の料金を前払いで支払い、結果に基づいて残額が差し引かれます。

以上でGoogleアドワーズにおける検索広告の出稿は完了です。審査をクリアすれば1〜2時間程度で広告が配信されます。

まとめ

配信する広告の種類はさまざまです。自社の状況に合わせて最適な広告を選ばなければなりません。そのためには広告について基礎知識を学び、出稿方法を身につける必要があります。

リスティング広告であれば検索結果に連動して表示できるので、課題が明確な顕在層にアプローチする手段として有効でしょう。本記事で解説したリスティング広告の基礎知識が広告配信を始められる読者の皆様の足がかりになれば幸いです。